匠の問題解決

社会保険労務士 しげたに事務所

TEL.058-276-7632

岐阜県羽島郡岐南町みやまち1-161
相談/解決事例
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個人型DC(401K)が充実

  • 確定拠出年金法(DC法)等の一部を改正する法律案が昨年9月に成立しました。
    これにより、個人型DCが大幅に拡充されることになります。

従来、対象外であった
①国民年金第三号被保険者(専業主婦)
②公務員等共済加入者
③DC以外の企業年金加入者
④企業型DCの加入者(条件付き)
といった人たちが加入できるようになり、ほぼすべての人が加入対象となりました。

また、今まで月単位で掛金の拠出限度額が定められていましたが、これを年単位に変更することになったことで、臨時収入やボーナス等を有効に限度枠内で一括拠出するということができます。

ポータビリティ(持ち運び)についても拡充され、従来のDC間だけから、確定給付企業年金や中退共などとの資産移管も可能となりました。

個人型DCの税制優遇(拠出、運用、受給)
・掛金の全額が所得控除の対象となり、所得税と住民税が軽減
・運用益(分配金や売却益)は非課税
・老齢給付を一時金で受給する場合は退職所得となり、退職所得控除が取れる
・老齢給付を年金として受給する場合は、雑所得となるが公的年金等控除が取れる

拠出限度額
第一号被保険者→816,000円
第三号被保険者→276,000円
第二号被保険者→276,000円
第二号被保険者(企業型DCあり)→240,000円
第二号被保険者(確定給付型年金+企業型DCあり)→144,000円(規制あり)
第二号被保険者(確定給付型年金あり)→144,000円
公務員(年金払い退職給付あり)→144,000円
 
今回の改正で個人型DCはより使い勝手の良い身近な年金制度となりました。
新たに退職金制度を作ることが難しい中小企業でも、個人型DCに加入する従業員の拠出への、会社による追加拠出を認めた「個人型DC 小規模事業主掛金納付制度」を活用することで、社内に企業年金や退職金制度と同様の効果を期待することができます。

岐阜の元気企業の匠 社会保険労務士重谷一郎公式サイト

外国人技能実習生等の扶養控除

岐阜県には沢山の外国人技能実習生がいます。技能実習生が本国に子供や妻(夫)といった扶養親族がいる場合、昨年まではそれを証明する書類を要せず扶養控除を受けることができました。自己申告の世界ですから、本人が悪知恵を働かせばそれを確認するすべはなく、水増しすることができたわけですが、今年からはそれができなくなりました。扶養親族として適用要件を満たしているか確認できる書類の添付がなければ認められなくなりました。具体的には、「親族であることを証明するための親族関係書類」や経済面で面倒を見ていることを証明する「送金関係証明書類」です。

経営者の方は、本人が不満を持たないよう制度変更について十分な説明をし、必要な負担をさせる必要があります。また、本人が親族に送金することで扶養親族とする場合であっても、過分な送金で、あとで親族間のトラブルが生じたケースもありますので、その辺のアドバイスをしてあげることも必要かと思います。

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自社に適切な就業規則を作る意味とは

就業規則は、その内容に合理性があれば、労働契約の内容になります。
もう一度言います。
会社が約束した労働契約の内容になってしまうのです。
ということは、何も考えず市販のひな型を使用したり、他社の就業規則を流用したりすると、自社の実態とは異なる労働契約を締結するという事態になってしまうのです。あまり意識していないかもしれませんが、約束できないことを労働契約として約束してしまうわけですから、
その内容によっては会社は大きな労務リスクを抱えてしまうことになります。
会社が約束を守れなければトラブルも発生するでしょうし、場合によっては労働審判や訴訟になることも覚悟しなければなりません。非生産的な時間・労力・費用をかけることになってしまいます。社会的信用という点でも大きなダメージを受けるかもしれません。

会社の実態に即して労働者の労働条件や遵守すべき職場秩序が就業規則で明確になっていれば、労使間のトラブルを未然防止することができますし、仮にトラブルが発生しても解決法の1つとして就業規則が活躍することになります。
一方、就業規則(会社の憲法)のもとで円滑な労務管理が実現されることで、企業活動の効率化が図られ生産性が向上するといったメリットや、魅力的な各種制度を導入し就業規則で明確にすることで、優秀な人材の確保・定着を促進できるというメリットもあります。

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